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デジタル環境では味わえないアナログの素晴らしさ!

デジタル環境では味わえないアナログの素晴らしさ!

世は上げてデジタル時代に入り決して後戻りする事はこの先あり得ないだろう・・・
利便性は誰にでも自由に使う事が可能になり、疑う事ことすら選択肢には皆無である。
それが悪いことであるとは一言も言ってないが、

今一度、自分の気持ちに立ち返り否応なしに進む時代がこの先如何なる世界を築かれていくのかを考える時間も素晴しい事だと思う。


気がつけばアナログという言葉が今では死語となる時代に、何が君を満足感や安らぎ感を与えてくれるだろうと・・・?

最近、シリコンバレーで事業を立ち上げ事業に成功した男が自分の取締役員会で解任された後の話です~
彼はふと気づき、自分がビジネスで成功を遂げ理不尽にも解任されたことより、

富を築くビジネスに関わる時間が常にエンドレスに否応なく続く事からの開放感で満ち溢れていることに気がついた。。。

その後、彼はビジネスを始めるが、とてもアナログ的なビジネスに興味を持ち昔、子供の頃にインスタントカメラというモノが今ではデジカメに変わり、

会社自体が無い状態の時に、以前の経営者に会いたいと思い・・・

もう一度、ポラロイドカメラを今の時代に沿って再構築したい旨を彼なりの思いを切々とかたり明かし、

共に共感を覚えこのデジタル時代にアナログ的なフィルムが必要なカメラをもう一度どうすればこの世に出せるかを検証して見事に世に送り出しました。


それが皆さんもご存じの「チェキ」というメーミングのポラロイドカメラです。


元々、ポラロイドの歴史は古く1947年に世界で初めて出来ていましたが2000年に入り2度の経営破綻をしてフィルム事業を撤退した経緯があります。
そんな時にに再度彼を訪問した男が通称:ドグと言われた人物でした。
そして、2009年に新しいポラロイドカメラが復活しました。

このドグという男の行動がなければチェキはこの世に出ることはなかったでしょう。
今更フィルムカメラ!?・・・そうではありません!そこには目には見えない人間形成に必要な五感があります。

その面倒くさいと思う心の隙間にデジタルが知らず知らず忍び寄り、心を蝕む事に警鐘をならしている事を・・・
確かにデジタルは便利で早くて利便性に溢れていることは間違い有りませんが、

気づきのある人達は利便性の追求一辺倒の時代にこそ“亡くしてしまう大事なモノ”に気づき始めています。

所詮デジタルというモノは、0と1の組み合わせによるアルゴリズムの記号配列に過ぎず、

そこに現れた文字や写真というモノは単なる記号の羅列で有るに過ぎません。

例えば人間がペンで紙に書く文字と比べれば、

脳内の活動する思考が、手に伝達され潜在意識の記憶が文字を呼び起こして、始めて文章が書き出されるという方程式になります。


が、デジタル世界ではキーボードのマークを押すだけで、記号化されたアルゴリズムの配列で文字と言われる画像が映し出されるわけです。

ここには、本来人間の五感や思いや思考も脳内の働きの助けは何もいりません。

もっと言えば、万年筆のインクの匂い、手紙の紙質、肌触りといった五感に訴えるモノは何一つ無く、キーボードを叩く音だけが部屋に響く程度です。
元来アナロゴとは、人と人が交わったり接したりする事だけでも脳内の活動が大きく左右され

特に脳内から「オキシトシン」と言われるホルモンが分泌されます。

オキシトシンと言われる細胞は、愛情、思いやり、安堵感、平和といった

心地よさをキャッチする脳内物質であり、人と人が仲良くなる為に必要不可決な細胞です。


特にコロナ禍の時代には、限りなくオキシトシンはわずか数%程度しか脳内から出ていないと言われています。
この細胞が出ないと人は攻撃的になる事も科学的なエビデンスが実証しています。

私の建築業界全般を見ても裏側では全てがアナログ化されておりますが、表向きのシステム化されたデジタルでは何ら物作りや創造はありえない世界です。

最後にデジタル世界に無いものとは・・・


ぬくもり、肌感覚、愛情、安心感、温度感、人肌、目力、感情の抑揚、高揚感、詫び寂び、ドキドキ感、ワクワク感、間、視線、距離感、
恋愛、失恋、涙、怒り、感情、嫉妬心、美味い、不味い、望郷感、喪失感、青春時代の苦み、痛み、譲り合い、挨拶、喧嘩、争い、涙、、、、

どれもこれも・・・・つまりは人間が人間らしく成長する上で必ず経験する心に浸みる五感全てがないと言う事に気づく筈である。

世はデジタルシステムのアルゴリズムでなんでもスマートに事を図ろうとするIT業界。


確かに上記の記録(数値やデータ)は出来ますが、それは人間の経験値に基づく感情を伴う

「記憶感情」としてのデータにはなる事が出来ないということです。


これでは未来の人間は興味がないですね(笑)