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都市高層化のグローバルの先に見える人間の心にはいつも祈りが存在する!

世界中の都市がグローバル化に伴い高層ビル建築を乱立させている現在に於ける繁栄?

今からかれこれ20年近くに前に中国・上海に3年間に及ぶ仕事で往来した経験からお話しいたします。

既に中国・上海も経済特区のお陰で発展が目まぐるしく動き始めた頃でした。       牧歌的な上海のイメージは猛スピードで都市の高層建築化を進み始めて立ていた矢先でした。

でも、都市部の上海から車で1時間ほど離れた工場に行くと周りには裸足で歩いている人々も多く交通手段は全て自転車が唯一の乗物物であった時代には都市化は未だ未だ未開の地という現状の近隣地区。

20,221年の上海の高層ビル群

上海に戻りよくよく見ると、都市に中を大型冷蔵庫を自転車の荷台に載せて走り去る人や大きな荷物をしょって両方のハンドルにも荷物を載せて行商をする中年女性。その風景を見ながら都市に於ける高層建築と人間本来の姿のアンバランス差に心の解離性を垣間見た思いで余りにもかけ離れた「都市高層化」を進めるグローバルスタンダードに驚きと難しさや違和感さえを感じておりました。

ところで皆さんは「マンハッタンヘンジ」と言う言葉を聞かれた事はありますか? もとはイギリスのストーンヘンジから来た言葉ですが、ここニューヨークでは1年に2回だけ42番街のクライスラービルが建つメインストリートの高層ビル群が立ち並ぶ大通りの間に夕日が落ちていく僅か10分間程度の瞬間に人は皆、数時間前より場所を取りながらその瞬間を待つ・・・

ある者は仕事に疲れ人生を見直す中年男性や結婚50年を迎える夫婦、時には恋人にその瞬間にプロポーズを計画している若者と様々な思いでニューヨーク子だけで無く世界中の観光客まで訪れるそうだ!

高層ビル群が建ち並ぶ兆近代的な環境の中で、ある意味神聖な儀式のように太陽に祈りを捧げる光景が毎年見られます。どんなに文明が進んでいくようでも、人間本来の心の中を垣間見た気持ちに何かほっとする瞬間がそこに見ることが出来ました。

2,021年・マンハッタンヘンジ画像

人間は文明が発展しても心の中は文化的な心情に包まれている物だとつくづく思いました。