創造の現場には、言葉と情熱が交差する瞬間がある。語り、考え、紡ぐ。それはまるで、一枚のキャンバスに物語を描くようなもの。過去を振り返りながらも、視線の先には常に新たな旅路が広がっている。人生という名の物語は、まだまだ続く――。
ふと鳴ったスマホの通知。開けば、小学校の同窓生からのメッセージが届いていた。
『お前、今何してるんだ?』懐かしい問いかけに、思わず笑みがこぼれた。
そんな懐かしい問いが、小学校の同窓生や昔の仲間から届くことがある。
歳を重ねると、どうしても人生は落ち着いていくものだと誰もが思い込んでいる。
でもな、私はまだまだ止まる気なんてさらさらない。むしろ、これからが面白くなるところなんだ。
半世紀以上、私はインテリアデザイナーとして生きてきた。何もない空間に、形を与え、意味を生み出し、人々の暮らしに寄り添う場所を作る。
それはまるで、一本の物語を紡ぐようなものだった。見えないものを形にする、ゼロから何かを生み出す――それこそが私の生き方であり、人生の軸になっていた。
ある日、ふと気づいた。デザインとは人々の暮らしを形作るもの。でも、それだけでは足りなかった。もっと直接、人の心に触れる何か。それが“言葉”だった。
「私が本当に作りたかったのは、空間じゃなくて物語そのものだったんじゃないか?」
言葉の力ってのは、目に見えないのに、人を笑わせたり泣かせたり、時には人生すらも変えてしまう魔法のようなものだ。
私が作ってきた空間も、人々の暮らしを変えるものだった。でも、それよりもっとダイレクトに心に届くもの、それが「物語」や「言葉」だったんじゃないかと思い至る。
そして今、私は 「Story Teller」 という新たな旅路を歩いている。
「なぜ、書くの?」
書く理由を問われることがある。「なぜ、そこまでして書き続けるのか?」と。
だが、その問いに対する答えは、実にシンプルだ。
「好きだから。」
ただ、それだけでいい。好きだからこそ、書く。理由なんて、それ以外に必要ない。
けれども、心の奥底を覗き込めば、もう少し別の答えが顔を出す。
書くことで、過去の自分と向き合い、未来の誰かに思いを届ける。言葉を紡ぐことは、時間を超えて人とつながる行為だ。そして、何より、書くことで「自分自身」を確かめることができる。
例えば、ある日ふと、頭の中に浮かんだひとつの情景——それを言葉に落とし込んでいくうちに、見えなかった感情が鮮明になることがある。
まるで、霧の中から答えが現れるように。そうやって、言葉を頼りに自分の内面を旅することが、時に救いになり、時に新たな道標となる。
そして、もう一つ。
書くことで、人の心を動かせる瞬間がある。誰かがふと、自分の言葉に共鳴し、思わず笑ったり、泣いたり、勇気を持ったりする。
そんなふうに、言葉が人と人をつなぐ橋渡しになるのを感じると、「ああ、やっぱり書いていてよかった」と思う。
書くことは、孤独な作業のように見えて、本当はとても豊かなものだ。
言葉にした途端に消えてしまう感情もあるが、逆に、言葉にしたからこそ、誰かの心の奥底に長く残るものもある。
だから、書く。
それは、ただの自己満足ではない。自分のために綴った言葉が、巡り巡って誰かの人生にそっと寄り添うことがあるからだ。
書くことは、生きることとよく似ている。
だからこそ、これからも書き続ける。誰に頼まれたわけでもない。けれど、これだけは確信している。
書き続ける限り、私はまだ旅の途中なのだ。
私が書くエッセイは、多岐にわたる。
『LIFE Essay』、『PARODY Essay』『SATIRICAL Essay』、『LOVE Story Essay』、『ファンタジー小説』、『社会派ミステリー』……
ジャンルなんて関係ない。ただ私は、私の目に映る世界を、私の言葉で綴り続ける。
「物語を作るということ」
映画でもドラマでも、漫画でも舞台でも、全ての物語には「構成力」が求められる。
「たとえば、一冊の小説も、一本の映画も、観る者を惹きつける“流れ”がある。
緩急をつけ、感情を揺さぶることで、読者の心をつかむ。それは、インテリアの設計と似ているんだ。
私はこれまで、空間をデザインすることで、何もない場所に意味を持たせる仕事をしてきた。
だからこそ、物語を生み出すときも、その経験が活きる。「ここで読者を引き込み、ここで感情を揺さぶり、最後に魂を震わせる」。
そういう設計を考えながら、私は書く。
もちろん、うまくいかないこともある。
読んだ人が笑ってくれるか、泣いてくれるか、心を動かしてくれるかなんて、誰にも分からない。けれど、私にとってはそれが何よりも楽しい瞬間なんだ。
無から有を生み出す苦しみと、完成したときの喜び。その狭間で揺れながら、私は今日も物語を紡ぎ続ける。
それが私の「生き様」!
「歳を重ねることは、終わりじゃない」
「もういい年だから」とか「今さら挑戦するのは遅い」とか、そんな言葉が世間には溢れている。でもな、そんなのは全て 「思い込み」 だ。
「世間は『年齢』という枠で人を縛りたがる。
でもな、私たちの人生は、誰かに決められるものじゃない。70歳だろうと80歳だろうと、新しい物語を紡ぐことはできる。」
私は 「WORD Wanderer(言葉を紡ぐ旅人)」 として、一生この道を歩き続けるつもりだ。
何歳になろうと、新しいことを始めたっていいし、夢を追い続けたっていい。
むしろ、大人になったからこそ書ける物語があるし、長く生きてきたからこそ見える景色がある。
だから、まだまだ私は止まれない。
書きたいことがある限り、伝えたい想いがある限り、私は筆を握り続ける。
「人生を楽しむ、それが私の生き方」
私は、今この瞬間を楽しんでいる。
もちろん悩むこともあるし、苦しいこともある。
でも、それも含めて「面白い」と思える自分がいる。
小学校の同窓生や、昔の仲間がこれを読んでいるなら、伝えたいことはひとつだけ。
もし今の生活に物足りなさを感じているなら、何か新しいことを始めてみたらどうだ、
たとえ小さな一歩でも、それが人生を変えるきっかけになるかもしれない。
私はまだ旅の途中だ。君はどうする・・?
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