
会話の途中、ふと訪れる沈黙。
その“間(ま)”に、何かが落ちてきて、残ることがある。
言葉を続けるか、やめるか。
目を合わせるか、そらすか。
そのほんの数秒の“空白”に、人と人の“本音”が、
ひょいっと顔を出す瞬間がある。
ぎこちない間。
なんでもない間。
優しい間。
きまずい間。
「間」って、不思議だ。
しゃべってないのに、感情が伝わる。
動いてないのに、何かが動く。
ああ、この人とは沈黙してても大丈夫だな、と思えたとき。
それはもう、言葉以上のものが届いている証拠だ。
「うまく話せない」と悩むより、
その間にちゃんと“心がある”かを大切にしたい。
エピローグ
人と人のあいだには、
言葉以上に、たくさんの「何か」が行き来している。
それは空気だったり、体温だったり、気配だったり。
「間」をこわがらないで。
そこに、ちゃんと“あなた”が宿っているから。
読者への問い
あなたが今、大切にしている“誰か”との間には、
静かに流れる余白、ありますか?
#沈黙が教えてくれること #言葉の外にある気配#言葉#大切#沈黙#気配#言葉以上