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LIFE ESSay 『人の間に宿るもの』APR 16.2025-Mor.Wednesday

会話の途中、ふと訪れる沈黙。


その“間(ま)”に、何かが落ちてきて、残ることがある。

言葉を続けるか、やめるか。

目を合わせるか、そらすか。


そのほんの数秒の“空白”に、人と人の“本音”が、

ひょいっと顔を出す瞬間がある。



ぎこちない間。

なんでもない間。

優しい間。

きまずい間。

「間」って、不思議だ。

しゃべってないのに、感情が伝わる。
動いてないのに、何かが動く。



ああ、この人とは沈黙してても大丈夫だな、と思えたとき。


それはもう、言葉以上のものが届いている証拠だ。

「うまく話せない」と悩むより、
その間にちゃんと“心がある”かを大切にしたい。


エピローグ

人と人のあいだには、
言葉以上に、たくさんの「何か」が行き来している。

それは空気だったり、体温だったり、気配だったり。


「間」をこわがらないで。
そこに、ちゃんと“あなた”が宿っているから。


 読者への問い

あなたが今、大切にしている“誰か”との間には、
静かに流れる余白、ありますか?



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