
恋愛に「正しい学び方」なんて、本当にあるのだろうか。
もしあるなら、私はずっと苦手科目だったと思う。
初恋は、小さな傷を残して終わった。
二度目の恋は、期待しすぎたせいでどこかぎこちなくなった。
三度目の恋では、相手の気持ちを汲み取ろうとして自分を見失った。
もし、恋愛に「カリキュラム」があったなら、私はどの単元を取りこぼしたのだろう?
「愛され方」?
「適度な距離感」?
それとも、「別れの受け止め方」?
あなたと出会って、私はふと考える。
恋愛に必要なものは、暗記ではなく、経験なのかもしれない。
人と向き合い、心をすり合わせるたびに、何かを学んでいく。
けれど、一つだけ確信できることがある。
恋愛に「卒業」はないということ。
誰もが何度でも恋をして、そのたびに学び続ける。
恋愛のカリキュラムには終わりがない。
あるのは、ただ「今、ここにいるあなた」と、「今、ここにいる私」。
それだけで十分だと思う。
だから、これからも私は、
恋を学び続けるのだろう。
あなたと一緒に。