エドワード・スノーデンのCGによる生成イメージ画像！
彼は国を深く愛し、そのために尽くしたいという強い思いを持っていました。
皆さんは、昔、この様な驚愕な暴露事件があったことを覚えている方はどの程度居られる事でしょうか？
優秀な頭脳を持ち、愛国心に燃える彼は、最初は軍隊に所属し、国のために働いていました。しかし、運命のいたずらか、疲労骨折によって軍を離れることに。そこから彼の人生は一変します。
アメリカ国内外で情報機関の仕事をする中で、彼はNSA（アメリカ国家安全保障局）で勤務するようになります。そこで知ったのは、私たちの知らない世界—全てが監視されているという驚愕の事実でした。
NSAが使用していた「Xkeyscore」という検索エンジンが、テロリストだけでなく、世界中の誰もがネットに投稿したあらゆる情報を閲覧できるものであったのです。
さらに、個人のパソコンやスマートフォンのカメラから、今その人が何をしているのかすら覗くことができるというのです。
注）2013年6月上旬、エドワード・スノーデンは、英米紙に対してNSAの情報収集活動を相次いで暴露しました。既に11年前に起きた出来事です。
たとえ、Twitter や Instagramで鍵付きのアカウントにしていても、情報機関はその壁を超え、すべての投稿内容にアクセスしている。恐ろしいのはそれだけではありません。
NSAは通話相手、家族、友達、仕事仲間など、網目のように繋がるすべての人間関係を監視できる能力を持っているのです。
Microsoft、Google、Facebook、Appleなどの大手インターネット企業にまで侵入し、あなたの移動や連絡先、投稿内容まで完全に把握されているのです。
もし、あなたが知らないうちに世界中の機関に自分のすべてを見透かされているとしたら？そしてその情報が、何かの目的で利用されるとしたら…恐ろしいことだと思いませんか？
さらに恐ろしいのは、日本やその他の同盟国も監視の対象となっているという事実です。通信インフラや重要な施設が監視され、万が一、同盟関係が崩れたときには、その国のライフラインが一瞬で停止させられる危険性を秘めています。
彼はこれらの事実を世界に告げましたが、その代償として彼はアメリカの機密を漏洩した罪で国外逃亡を余儀なくされました。彼が逃れた先はロシア。しかし、彼の行動が世界にもたらした衝撃と真実の重さは、今も消えることはありません。
「私たちは、どこまで監視されているのか？」その問いを残し、彼は歴史に名を刻みました。もはや避けられない監視社会に生きる私たちが、どのように生きていくべきかを考える時が来たのかもしれません。
