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最近、興味をそそる面白い本を読みました。 それは騒音についての興味深お話です!

みなさんは、仕事に集中したいのに周囲の音が気になって集中できなかったり、せっかくの休日を楽しみたいのにいつの間にかスマホばかり見てしまっていたりした経験はありませんか?

  • 人は常に身の回りにあふれている「騒音」に意識を奪われ、心の静けさを失いがちです。

マインドフルネスという言葉が浸透した今も様々な「騒音」に悩まされ続ける私たちが心の静けさを取り戻すにはどうしたらいいのか?

  • そのヒントが詰まった書籍『静寂の技法』をご紹介します。

そもそも「騒音」とはどういったものなのでしょうか。著者は、騒音とはひと言でいえば、「望ましくない注意散漫の原因」であると述べています。つまり、耳に聞こえるうるさい音だけが騒音ではありません。本書は、騒音を3つの種類に分けて説明しています。

①聴覚騒音  ②情報騒音  ③内部騒音

①つめの聴覚騒音は、文字通り耳に聞こえる騒音です。車や周囲の機器の音によって、この種類の騒音は年々増しています。

②つめの情報騒音はいわば、人の注意を引こうとする精神的な刺激です。2019年には毎日1280億通のビジネスメールが送信され、平均的なビジネスユーザーは日当たり126通のメッセージを処理していたと推定されています。増え続ける情報は私たちに恩恵を与える一方で、それを受け取る人間の注意を消費します。

③つめの内部騒音は自分の意識の内側で起こる騒音のこと。メールやメッセージ、 ソーシャルメディアの通知が届く頻度が増すと、いつでも返信できる状態でいることが、しだいに当然と思われるようになってきます。こういったものも私たちの意識を奪う騒音です。

これらの騒音は、日常的に私たちの注意力を削いでいます。騒音に対処するにはまず、「騒音に気づくこと」が重要です。

パフォーマンスが上がる「騒音との付き合い方」とは、騒音に気づけたら、次に「静寂に波長を合わせる」ことが重要です。ここでの静寂とは、単に音が聞こえない静けさを指すのではなく、先ほどの3つの騒音のような注意を散漫にする原因のない環境のことです。

どういった方法があるのか、いくつか例をご紹介します。

1つは「間」を取ることです。

例えば、グループでのブレインストーミングでは疑問についてひと晩考え、翌日に新鮮な気持ちで再検討したり、会議と会議の間に頭の中をリセットする時間をとったりすることが有効です。

また、チームに対立が起こったら議論を続ける前に、数分の静かな休憩時間を穏やかに提案してみましょう。メンバーが対立的な立場をいったん離れるために、適切なゆとりを生み出すのが狙いです。

もう1つは「減速」です。

緊急で重要な問題に取り組むことになったら焦らずに、あえて減速することを考えてみてください。可能であれば、休憩を取るのも効果的です。普段とは異なる思考を取り入れ、アイデアを熟成させることに繋がることもあります。

自分の中の騒音がおさまらない時は、「呼吸に注意を払う」ことが有効です。3回数えて呼吸してみましょう。

その呼吸に細心の注意を払うことで、自分の体と心のどこに騒音があるのかを感じ取ることができ、静寂を見つける手掛かりになります。

これらの方法を騒音に気づいたときに、こまめに実践するだけでも大きな効果があります。最良の人生を導く「静けさ」の力本書では33の静寂の見つけ方が紹介されています。そのどれもが、仕事や日常生活にすぐに取り入れられるものです。

忙しくなればなるほど、静かな時間が必要になります。

ちょっとした工夫で、心と体を騒音から開放し静寂を手に入れられる感覚を、みなさんも味わってみませんか?

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