リフォーム&リンべーションの仕事を長年していると、偶に勘違いしたお客さんに出くわす場面が有ります。それらは人間の根底に「思いやりに欠ける」教育や人生の過ごし方をした方と思っています。お金を出すから何でもやりなさいと無理難題や命令口調的な人ですね(笑) 本当に笑ってしまう冒頭からの書き出しに「えっ!と思われる方も多いでしょう。。。 実はこれが建築業界の悪しき習慣でそれに対してN0と言える人が多いという「請負」という文字からも伺えます。今は化石したと思いいきや、未だ未だおられる事に可愛そうな人だと思う次第です。
1、顧客を注意深く選ぶ大事さとは!
精神衛生を保つためにもう一つの重要な要素は、案件規模の大小にかかわらず直感的にお互いによく理解できてつながりを感じられる顧客の案件だけを引き受けることです。
確信が持てない時には、リスクを冒すほどの価値はありません。
デザイナーが幸せであれば顧客も幸せ。長い目で見れば、それが良い結果をもたらすのです。
2、仕事を断ることを学ぶことは成長に不可欠な要素です。
自分に合わない仕事を認識して、そのために自分の時間(または顧客の資金)を無駄にしないようにすることはとても重要です。そうすることで自分のスタイルやテイストに合った仕事や、自分と波長の合う顧客に集中することができるのです。
新しい見込み顧客と初めてやり取りする時、もちろん完璧なコラボレーションにしたいという思いもありますが、案件のために売り込むことはしません。
自分に正直であるよう心掛けサービス内容や提供可能範囲また限界についても説明します。
オープンなコミュニケーションはプロ意識だけでなく、こちらの意欲を示すと思っています。
3、デザイナーからもう一つ言えることは・・・
特にリノベーション作業で大事なことは一番に「作業期間」の確保に尽きます。何故ならば古い家の図面があれば未だしも、築40数年などの現場では昔の図面は概ねそれまでにあちこちにわたり簡易的なリフォームがされている場合には図面が役に立たない場合が多々あります。弊社の場合には基本図面を書く前には、その前に「ラフ・ゾーニングプラン」というスケッチで基本設計の仮契約を行います。
その後、本基本設計に入る前に現場の解体工事に着手してから「スケルトン状態」で駆体の詳細な採寸して初めて基本設計に入ります。ここ迄に要する時間は本来の時間からは推し量れない時間を要することも暫しです。何を言いたいかというとリノベーションで一番欲しいものの優先順位が「時間」です。最終プランニングが完成するまでに最短でも3~4ヶ月間程度の日程を確保しています。時に長いものでは半年以上という期間も当然あります。
だからこそ急ぎの仕事は絶対に受けない(契約しない)事を遵守しております。
こに点を理解しないでい一方的に「急いでちょうだい!」という感性の方とはお仕事をしない方が良いと言われています。冒頭に申し上げた「勘違い」「お間違い」族です。 但しこの事象を判断する事は何も解体まで進まなくても打ち合わせの段階で既に分かります。その場合には後日お断りする結果となります。
注)これは奢りでは無くプロとして素晴しい環境を提供したいと願う判断基準です。
この真意は何かと言えば「お互い様」「お陰様」「ありがとう」「感謝」精神の欠如というか欠落ですね。自分の出来ないことを人に頼む場合にはお互い様の中に「役割分担」が成立していると思います。要するに「お金=対価」という方程式です。これは全て世の中の物事に対して言えることだ思います。これらの思いは全て「愛」の形です。