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「歩く権利法」が出来た時代とは! 人間には本来歩く自由があるのでは?

1932年にイギリスのマンチェスターで起きた数百人の市民が自由に散策する権利を求めて,狩猟用の私有地への侵入を強行した「キンダースカウト集団侵入事件」がきっかけとなり「通行する権利」への注目が高まった。

その後「イングランド・スポーツ協会」ほかイギリスの組織団体によれば、もっとも人気の高いスポーツはウォーキングだという定説があり老若男女かかわらずイギリス人は歩くのが好きです。

自由を得ることは常に自己責任が付きまとう事を忘れないように。物事は全て表裏一体です。

興味深いのは、ときに農地や牧場、ゴルフ場、企業の敷地、一般家庭の庭先といった私有地にまで道が及ぶこと。これは1932年に制定された「歩く権利法」に基づいており古くは17世紀からある人々の憩いのための「共有地コモンズ」が礎になっている。

簡単にご説明すれば土地の所有者はもちろん、そこに暮らす家畜とともにすべての人が自然を共有し歩くレクリエーションを楽しむ権利を持つという概念だからです。土地は皆んなのものと・・・・昔、宇宙飛行士は宇宙から見た地球に「国境はない」という名台詞を思い出しました。

  宇宙から地球を見れば何処にも国境の線引きは見えないです。

注)元来、地球はそこにある全ての生物に平等に与えられている筈であるがお金や権力で独り      占めする事質がおかしいと!

フットパス以外にも自転車や馬に乗って入れる「パブリック・ブライドルウェイ」と言う名称農耕用の車両も通る「バイウェイ」と言われる名称でいずれも権利を行使する際にはゲイトを開けっ放しにしない、周辺を荒らさないなどのマナーを守る義務が生じる。自由得るには必ずルールを守る責任を持つという本来の民主主義がちゃんと残っています。

お話しは突然、日本の今に戻りますが・・・(笑

日本で考えられた自分の体が移動すれば歩かなくてもマイルが貯まるアプリ!?

日本でも最近、実に面白いアプリが登場して「全ての移動にマイルを」で、すべての移動にマイル(ポイント)が加算され移動や通勤、通学、旅行、買い物時に移動した距離(マイル)を貯めて素敵な特典をゲットできるシステムです。これらもイギリスの思想とは少し違いますが歩く行為の先にある楽しく「健康」な日常を過ごす考え方は、これからとても大事なコンテンツになる事は間違いないと思います。

明日のコラムは「歩く」に付いて「間違いだらけの今の住宅事情」のお話しです。