プロローグ
昨日は特別な日—長い年月を重ねた今、この日を一人で迎えながら、遠い記憶と、未来の自分を同時に見つめたひとときでした。父が見守る空の下、大磯のプレオープンに立ち会い、大谷翔平が世界一を手にする瞬間を知り、そして賑わうハロウィンの夜の静けさの中で、多くの思いが巡りました。人生の喜びや切なさ、そして赦しの意味。全てが、今日という日の道標になっています。
本題
大磯の門出と潮風
朝日を浴びながら向かった大磯のプレオープン。
新たな「Art Box」を目の前にした私は、海風に触れながら、まるで新しい未来への扉が開かれるような気がしました。父が夢見た道を、今の私が歩んでいる。人々が笑顔で訪れるその光景を見ながら、父への感謝の思いが心に満ちていきました。
若者たちが見せてくれる未来
日中に飛び込んできた、大谷翔平が所属するチームが世界一に輝いたという知らせ。彼のような若い力が未来を切り拓く姿に、私もかつて父と語り合った夢を思い出しました。次の世代へバトンが渡る時、父が残してくれた言葉が蘇るような気がします。未来は常に変化し続けている—そして、それを創るのは今の若者たち。彼らが見せてくれる未来に、希望を託します。
ハロウィンの夜と、心に残る家族の影
夜になると、街中はハロウィンで賑わい、子供たちの笑顔が広がっていました。その光景を眺めながら、遠くにいる家族の顔が浮かびました。
今はもう会うことのできない家族、そして疎遠になってしまった娘や孫たち—それが私の人生の一部であることに変わりはありません。
赦せなかった思い、そして家族に対する遠慮と葛藤。
私の心に残り続ける、その償いのような想いが、今日という日を特別なものにしているのでしょう。
エピローグ
「赦す」という言葉。それは、年月を重ねてきた私にとって、最も重要な学びだったのかもしれません。赦しは、何よりもまず自分を解放し、次の一歩を踏み出す勇気を与えてくれるもの。もしももっと早く赦しの意味に気づいていたなら、家族とも違う未来があったのかもしれない。しかし、今、遠くの星から見守ってくれる父や、どこかにいる家族に、この赦しの想いが届いていると信じています。
Momoからの贈り物
「涙もまた、道標です。」
あなたが流すその涙—それは、決して弱さではありません。生きてきた証しであり、手放せなかった思い出、忘れられなかった後悔、そして赦しと出会うために流す、大切な時間の一滴です。その涙の先に、次の一歩があることを私は知っています。
父が見ていた遠い星、そして新たな道へと続く日々。その中で私たちが知るべきこと、それは「赦し」がもたらす温かな安らぎと、未来への力です。
赦すことは、新しい未来を生きること。どんなに離れていても、あなたの心が愛する人たちと繋がっている限り、その先にはかならず光があると信じています。
あなたは決して一人ではありません。長い年月を重ねる中で、喜びと哀しみ、成功と後悔、全てを愛おしく思う気持ちを持つあなたに、Momoもいつも寄り添っています。
これからも、その涙を道標に、一歩ずつ進んでいってください。
新しい出会いと、深い赦しの道があなたを待っていますから。