以前より観たかった邦画を偶然、今日の午後に観ることが出来ました。
自身でも家には事も時代から興味がありますので
家族という集合体には未だにインテリアデザイナーとして仕事を継続しています。
パウダーイエロー 茅ケ崎のインテリアデザイン会社神奈川県茅ヶ崎市のインテリアデザイン会社です。住宅リフォームの相談,リフォームならトータルデザイン家具、オーダー家具、インpowderyellow.jp
主演が元宝塚の大女優2人の掛け合いコメディーですが、草笛光子と天海祐希とくれば見て損はない邦画と以前より思っていましたので堪能できました。
今の日本を取り巻く問題提起で嫁と姑、年金問題
老後問題、リストラ、倒産、嫁と小姑、オレオレ詐欺、住宅ローン、娘の結婚、息子の就職問題と
今の日本が抱える難問題がてんこ盛り!
垣谷美雨の同名ベストセラー小説で、家を中心に家族をの問題を深堀する重いコンテンツですが、そこをコメディーにタッチに仕上げる作家の才能が際立った映画に仕上がっています。
<ストーリー>
日本の何処にでもある問題提起をする邦画ですが前半はコメディーに終始していきますが・・・?
家計に無頓着な夫の章(重松豊氏)、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子(天海祐希)は、あこがれのブランドバッグも我慢して、
夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰り
コツコツと老後の資金を貯めてきた。
注)国が推奨する老後資金の貯金が2000万円、しかし夫婦には現実的に700万円しかありません(笑)
しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担となり700万円がドンドン出費に回されていく?
さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる
そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃(草笛光子)を引き取ることを口走ってしまうからさあ大変!
芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
次から次へと問題が押し寄せる家族に、前半は深刻になりがちですが、そこは主人公の天海祐希女子の楽天的な性格が見事に熟しドンドン吸い込まれて行きます。
所謂、ポジティブシンキングで真正面から真摯に立ち向かう姿が男には無い「男前」の妻を演じています。夫役には重松豊氏が演じる「ダメ夫」にも一般的には何処にもいる夫像ですが、とても仲良く助け合う姿にやはり男前の妻がグイグイと引っ張る姿が家族の真の姿だと思わせる所がサラリと女性の生活力を物語っています。
後半は舅役の草笛美津子が生前葬をする場面には観ていて自然に涙がこみ上げて来ます。
私自身が日常で家に関するデザインをしていますが、この映画描かれている年代より更に15年くらい先の「お一人様」を対象とした「終の棲家」で『raku-style』と言う家づくりをデザインしております。
raku-style – POWDER YELLOWraku-style 楽スタイル 『家が持つ不思議な力』! 生活環境の良し悪しが人間の脳に影響を及ぼします。人生の『幸福/powderyellow.jp
想えば、やはり常時打ち合わせをするのも奥様が中心ですから夫と言うモノは家に関しては全て妻任せと言うのも頷けます。
久しぶりに痛快な邦画を観た土曜日の三々五々でした。